## 1. 総括  
2025年7月〜2026年6月の1年間は、売上と粗利が前年同期と比較して増加したものの、後半の6か月で急落し、収益性が低下した。特に、広告費の増加とROASの急落が顕著で、新規顧客獲得コスト（CAC）も前半から後半にかけて2倍以上に跳ね上がっている。この傾向は、マーケティング戦略の効果低下や、売上構造の変化を示唆している。

## 2. 事業構造の分析  
- **売上と粗利は前半に集中**：通期全体で売上2億9,194万円、粗利1億3,218万円（粗利率45.3%）だが、前半（2025年7〜12月）の売上1億7,254万円、粗利8,048万円（粗利率46.6%）が通期の70%を占める。後半の売上と粗利は前半の約60%にとどまり、収益性が低下している。  
- **ROASは後半に急落**：通期全体のROASは8.63だが、後半（2026年1〜6月）では6.6に低下。広告費は前半1億5,730万円から後半1億8,090万円へ増加し、効率が悪化している。  
- **新規顧客数は後半に減少**：通期全体の新規顧客数は1万4,260人だが、後半は5,690人に減少。CACは前半1,835円から後半3,179円へ倍以上に跳ね上がり、広告のコスト効率が低下している。  
- **リピート率は前半に集中**：リピート率の高い月は2025年12月（63.5%）で、後半は2026年6月（65.7%）にやっと65%台に回復。前半のリピート率が通期の70%を占める。  
- **カート放棄率が高騰**：通期平均のカート放棄率は69.4%で、2026年5月（74.5%）や6月（75.1%）では75%を突破。これは収益性に直結する課題。  

## 3. 優先して手を打つべきこと  
- **広告戦略の見直し**：後半のROAS（6.6）が前半（10.97）に比べて40%低下しているため、広告費の配分やターゲティングを再評価する必要がある。特に、2026年5月〜6月の広告費増加（3,320万円→3,480万円）とROASの低下（5.96→5.79）が顕著。  
- **カート放棄率の改善**：通期平均のカート放棄率（69.4%）が高く、2026年5月〜6月に75%に達している。これは収益性に直結するため、チェックアウトフローの最適化や、インサイト提供（例：割引情報の表示）が急務。  
- **リピート率の向上**：後半のリピート率が前半に比べて低く、2026年6月（65.7%）でも前半の平均（62.3%）を上回っていない。リピート顧客の獲得に向けたキャンペーンや、顧客維持施策（例：メールマガジン）の強化が求められる。  

## 4. 判断に注意が必要な点  
- **後半の売上減少は季節性の影響か**：通期の売上は前半に集中しているが、2026年1〜6月の売上（1億1,940万円）は前年同期（2025年1〜6月）と比較して減少している可能性がある。季節性を調整した分析が不可欠。  
- **CACの増加は母数の影響を考慮すべき**：後半の新規顧客数（5,690人）が前半（8,570人）に比べて少ないため、CACの増加は単なる広告費増加ではなく、獲得効率の低下を示唆している。  
- **ROASの低下は多角的な要因**：広告費増加と売上減少の両方の影響がROASの低下に寄与しているため、単一の指標で判断せず、広告戦略と売上構造の両面を検証する必要がある。